阿佐海岸鉄道とJR四国の境界は阿波海南駅に…阿波海南-海部間は無料扱い 11月1日から

阿佐海岸鉄道の気動車。DMV導入後は引退する。
  • 阿佐海岸鉄道の気動車。DMV導入後は引退する。
  • 将来、阿佐東線の起点となる阿波海南駅の計画図。鉄道と道路を切り替えるDMV用のモード・インター・チェンジが設けられ、牟岐線は実質的に行き止まりとなる。

徳島県海陽町の海部駅と高知県東洋町の甲浦(かんのうら)駅を結ぶ阿佐東線を運営する阿佐海岸鉄道は10月26日、阿佐東線とJR四国牟岐線の境界駅を変更すると発表した。

これは、牟岐線阿波海南~海部間1.5kmが、阿佐東線へのDMV導入により2021年9月1日にJR四国から阿佐海岸鉄道へ移管される運びとなっていることを受けたもので、11月1日に現行の海部駅を阿佐海南駅(徳島県海陽町)に変更する。

阿波海南駅では牟岐線と阿波東線のレールがつながらないことから、JR四国と阿佐海岸鉄道との連絡乗車券は11月1日から発売中止となる(JRグループとの企画乗車券の扱いは従来通り)。

阿佐海岸鉄道の乗車券は海部~甲浦間のみ発売され、DMV運行開始までの間は阿波海南~海部間が無料扱いとなる。牟岐~阿波海南間と阿波海南~甲浦間は12月1日からJRと阿佐海岸鉄道双方がバス代行輸送を始めるが、この扱いは変わらない。阿波海南駅ではJR四国の代行バスと阿佐海岸鉄道の代行バスとの乗換えが発生する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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