ひときわ特別な思いが詰まった今年の映画祭。話題の一つが、レクサスによる若手クリエイターを支援するための新プロジェクトだ。レクサスは2013年より映画祭をサポート。今回からは、日本を再発見し人々がもっと旅する喜びを感じられるようにとの願いも込めて、SSFF&ASIAに応募された作品の中から、「日本の地方の魅力・日本の今後」を感じさせるという観点で作品を選定する企画『LEXUS OPEN FILM』をスタートさせた。
選ばれたのは、長崎にある潜伏キリシタンの離島・黒島を舞台に、一組の男女が共有する秘密をみずみずしく描いた『リッちゃん、健ちゃんの夏。』(大森歩監督)、若手サイエンスライターが宇宙飛行士へのインタビューを任されたことを機に思いもよらない宇宙観に遭遇する『アストロエイジ』(小川貴之監督)、アイヌの女性が旅を通して未来を切り開く姿を描くドキュメンタリー『Future is MINE -アイヌ、私の声』(富田大智監督)。