データ分析でバス車内の「密」を防ぐ、最適なダイヤ編成を提案

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  • バス事業者側の画面(左)と利用者側の画面
  • データ分析(例)

ソフトウェア開発のユニリタは9月8日、子会社であるユニ・トランドと共同で、路線バス事業者を対象に「密」になりにくい最適なダイヤ編成や路線作成のための情報提供、運行計画を提案するサービスを開始した。

路線バスの経営にて、適切なダイヤ(時刻表)の作成や路線の策定は重要だ。さらに今は、コロナ禍における感染拡大予防のためにも「密」にならないバスのダイヤや路線の策定が求められている。このことはウィズコロナの環境下、バス事業者、利用者ともに喫緊の課題となっている。

新サービスは、バスに設置したドライブレコーダーに記録された画像をもとに乗降者数を把握。即時サーバへ情報を転送することで、バス車内の混雑具合をリアルタイムにバス事業者と利用者に知らせる。集積した路線情報や便ごとの乗降者数データは、ユニリタのソサエティーデータサイエンス部が解析。「密」になりにくい最適なダイヤ編成や路線作成のための情報提供、運行計画をバス事業者に対し提案する。

現在、ユニリタグループでは、ITによる社会課題の解決を事業方針に掲げ、「地方創生(二次交通活性化)」「一次産業(農業)活性化」などのテーマに取り組んでいる。今回提供する新サービスにより、ニューノーマル(新しい常態)の社会環境下、公共交通機関の抱える課題と利用者の不安解決を、ITとデータ解析の技術により支援する。

《纐纈敏也@DAYS》

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