事業再生ADR申請のサンデンHD、金融機関から一時停止とつなぎ融資で同意

サンデンHDが製造するコンプレッサー(参考画像)
  • サンデンHDが製造するコンプレッサー(参考画像)

サンデンホールディングスは7月14日、私的整理の一種である事業再生ADR手続きでの第1回債権者会議を都内で開催し、取引先金融機関から事業再生計画まで債務返済の一時停止の同意を得たと発表した。

同社は、主力の自動車向け空調事業の不振で業績が悪化、今後の再成長に向けた強固な収益体質確立と、財務体質の抜本的な改善を図るため、6月30日に事業再生ADRを申請・受理された。第1回債権者集会を開催、対象債権を持つ取引先金融機関から事業再生計画案を決議するための債権者会議終了まで一時停止することで同意を得た。

また、同社は主要取引金融機関からつなぎ融資を含む資金支援を受けることと、資金支援の債権について対象債権者の債権よりも優先的取扱いを認めることについても対象債権者となる全ての取引金融機関から承認を得た。

同社では今後、11月6日に事業再生計画案を協議するための債権者会議、12月11日に事業再生計画案を決議するための債権者会議をそれぞれ開催する予定。

同社では、取引金融機関と協議を進めながら、公平・中立な立場にある事業再生実務家協会の指導や助言を受けながら事業再生計画案を策定し、対象債権者となる全取引金融機関の同意による成立を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

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