日暮里・舎人ライナーにオールロングシートの新型車…60両を投入、開業当初の300形を置換え

2015年10月から運行されている日暮里・舎人ライナーの330形。混雑緩和を図るためオールロングシート仕様で登場した。
  • 2015年10月から運行されている日暮里・舎人ライナーの330形。混雑緩和を図るためオールロングシート仕様で登場した。
  • 開業当初から運行されている300形。当初は車内中央部をクロスシートとしたものの、その後の利用者増により座席レイアウトに課題が残っていた。

三菱重工業エンジニアリング(MHIENG)は6月16日、東京都交通局から日暮里・舎人ライナー用の新型車両を受注したと発表した。

日暮里駅(東京都荒川区)と見沼代親水公園駅(東京都足立区)を結ぶ日暮里・舎人ライナーは、2008年3月に開業した案内軌条式鉄道(Automated Guideway Transit=AGT)で、現在は300形5両編成16本(80両)、320形5両編成1本(5両)、330形5両編成3本(15両)の計20編成(100両)が在籍する。

このうち、開業当初からの車両である300形はクロスシート仕様で登場したが、その後の乗客増に伴ない座席レイアウトが改良されたものの、混雑に対応できなくなっていた。そこで、MHIENGの親会社である三菱重工業では、混雑緩和を図るために2015年度と2019年度にオールロングシートの330形を納入。「T-smover」と呼ばれる耐久性に優れた低振動・低騒音の軽量ボギー台車により、メンテナンスの簡便性も高められた。

この330形に続いて、今回、MHIENGが受注した新型車は5両編成12本(60両)で、東京都交通局が策定した「経営計画2019」によると、2022年度から300形を順次新型車に置き換え、在籍車両のオールロングシート化が図られる計画。

2018年に三菱重工業の交通システム事業を分社化して発足したMHIENGでは、海外への500両以上の新交通システム納入実績を背景に、今回受注した新型車ではさらなる混雑緩和に貢献できるとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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