【ジュネーブモーターショー2021】開催が不確かな状況に、主催者の財務状況が悪化…新型コロナの影響

ジュネーブモーターショー2019
  • ジュネーブモーターショー2019
  • 三菱 エンゲルベルクツアラー(ジュネーブモーターショー2019)
  • ランボルギーニ ウラカンEVO スパイダー(ジュネーブモーターショー2019)

ジュネーブモーターショー(Geneva Motor Show)の主催財団は5月26日、2021年の同ショーの開催が不確かな状態にあると発表した。

ジュネーブモーターショー2020は3月に開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を受けて、スイス連邦評議会(内閣)が、1000人以上の人が集まるイベントの開催を禁止したため、開幕の3日前に急遽、中止となった。

その後、ジュネーブモーターショーの主催財団は、2021年の同ショーの日程を、2021年3月4~14日と公表。次回のショーの開催に向けて準備を進めてきたが、今回、その開催が不確かな状態にあると発表している。

その理由は、ジュネーブモーターショー主催財団の財務状況が、ショーの中止により悪化したため。同財団は、ジュネーブ州に財政支援を要請し、同州は1680万スイスフランの融資を提案した。しかし、条件面で折り合わず、財政支援は実行されていない。

ジュネーブモーターショー主催財団は、財務基盤の安定化を可能な限り迅速に行う。ジュネーブモーターショーは、スイスで最大のイベントで、2019年は60万人以上の来場者が訪れた。ジュネーブ州への経済的利益は約2億スイスフランと推定される、としている。

《森脇稔》

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