フォルシア、独イノベーションアワードで6つの賞を受賞

フォルシア(ロゴ)
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自動車部品メーカーの仏フォルシアは5月27日、2020年ドイツ・イノベーション・アワードにて6つの賞を受賞したと発表した。

ドイツ・イノベーション・アワードはすべての産業部門を対象に、主にユーザー中心性と過去のソリューションと比較した場合の付加価値にて卓越した製品やソリューションを表彰している。

今回フォルシアは、4つの「Winner(優秀賞)」と2つの「Special Mention(特別賞)」を獲得し、米国ラスベガスで開催された「CES 2020」で紹介された、フォルシア クラリオン エレクトロニクスのイノベーション能力が特に高く評価され、5つの主要なイノベーションが車載エレクトロニクスソリューション部門の上位5位以内に選出された。

カスタマイズ可能なユーザーインターフェイス「MyTrenza」は、「車載テクノロジー」部門の優秀賞を受賞した。中央のタッチスクリーンディスプレイから、アームレストに統合された個別エンターテイメントシステムとパーソナルコントロールパネルまで、考え抜かれたヒューマンマシンインターフェイス(HMI)デザインと直感的な操作性で車とのインタラクションを簡素化した革新性が審査員に評価された。

「eミラー」は従来型のサイドミラーに代わる技術で、燃費を最適化しながら、ドライバーにダイナミックな可視性と安全警告を提供するインテリジェントセンサーを備えている。特に天候や明るさの条件が悪いときは画像処理を使ってリアルタイムで映像を補正するほか、接続されたソフトウェアが死角や車線保持に注意するようドライバーに促し、近くの車を監視し、障害物を検知する。

「コックピットドメインコントローラー」は、インフォテイメント用、クラスターディスプレイ、助手席や後部座席用、近接ディスプレイなど複数のディスプレイを一元管理し、煩わしさを軽減するシステム。専用開発されたアルゴリズムを利用して異なるシステム間の調整を行い、4D映画のような高質な映像を楽しめる。

アプトイド社と共同開発した「Androidアプリマーケットソリューション」は、OEMメーカーにセキュリティ保護された手頃な価格の車載アプリマーケットを提供。世界中で利用でき、地域ごとに適応性の高いコンテンツが用意されている。ユーザーは携帯電話を使うように、OTA(無線通信経由)アップデートを利用でき、家庭で楽しむコンテンツを気軽に車に持ち込める。

「インテリジェントヘッドレスト」は、「車載テクノロジー」部門の特別賞を受賞。耳の形を検知するセンサー技術を搭載したインテリジェントスピーカーにより、座席に座る人によって異なるサウンドバブルを生成し、高質な音声信号が耳に直接届くようにする。

アフターサービス市場向けに開発したマッサージマット「スマートマッサージカバー」も同じく特別賞を受賞。車のシートにマッサージ機能を組み込むことができ、マットが背骨と筋骨格系をしっかり支える。固定システムにより、ほぼすべてのシートに取り付け可能。使用していないときは空気室を空にすることで、衝撃時の安全性も確保している。

《纐纈敏也@DAYS》

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