トラックドライバー向け睡眠改善アプリ、日野とニューロスペースが共同開発

アプリ画面 (画面は開発イメージ)
  • アプリ画面 (画面は開発イメージ)

日野自動車と睡眠テクノロジーベンチャーのニューロスペースは4月13日、ドライバーに睡眠改善のアドバイスをするスマートフォン向けアプリを共同開発すると発表した。

物流を支えるトラックドライバーは、シフト勤務による寝不足や睡眠の質低下など、睡眠の問題を抱える人が多いという特有の課題がある。また、2018年6月より、睡眠不足の運転手の乗務禁止、乗務前点呼での睡眠不足の確認・報告および記録が義務化されるなど、運送事業者、ドライバーにおける睡眠改善へのニーズが高まっている。そこで、両社はこれらの課題やニーズに対し、ドライバー一人ひとりの勤務シフトを踏まえた睡眠改善ソリューションの提供が重要であると考え、アプリの共同開発を決定した。

睡眠改善アプリは、腕時計型の睡眠計測デバイスで取得したデータを、ニューロスペースがこれまでに蓄積してきた睡眠改善ノウハウに基づき分析。眠気が出やすい時間帯を通知して仮眠等の行動を促したり、休日における推奨起床時間・昼寝NGのタイミング、適切な睡眠を促す運動タイミングや日光の浴び方など、ドライバー一人ひとりに適した睡眠アドバイスを提供する。

ドライバーの睡眠課題を改善することで、より良い健康状態で業務に従事できるようになる。その結果、居眠りや注意力不足などに起因する交通事故防止が期待できる。

両社は、5月11日より日野の子会社であるネクストロジスティクスジャパン(NLJ)とそのパートナー企業で実証実験を開始。実証を通じて、アドバイス内容や頻度等の改善、アプリの使い勝手を向上させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集