「うめきた」の地下駅は大阪駅として開業…西側新改札と改札内連絡橋でつなぐ 2023年春開業

「うめきた2期地区」開発工事の開始が近くなり、更地にされた頃の梅田貨物駅跡。この下が地下区間となる。
  • 「うめきた2期地区」開発工事の開始が近くなり、更地にされた頃の梅田貨物駅跡。この下が地下区間となる。
  • 大阪駅の一部となる「うめきた(大阪)地下駅」(左)を含むイメージパース。地下駅は2面4線となる模様。
  • 「うめきた2期地区」と大阪駅西地区の位置関係。西側地区には新しい改札口が設けられ、「うめきた(大阪)地下駅」とは、地下に設けられる改札内連絡通路で結ばれる。

JR西日本は3月25日、東海道本線貨物支線(吹田貨物ターミナル~西九条)のいわゆる「梅田貨物線」の一部地下化に伴ない、大阪駅北部にある梅田貨物駅跡の地下に設ける仮称「うめきた(大阪)地下駅」を大阪駅とすると発表した。

梅田貨物駅跡付近の地下化に関連した「うめきた2期地区」と呼ばれる大阪駅北側地区の開発工事は、2016年8月から本格的に開始。2019年12月には大阪駅西側地区の開発も着手され、2020年夏には北側地区と、西側地区に設けられる新改札口とを地下で結ぶ改札内連絡通路の整備が始まる。

そのため、「うめきた(大阪)地下駅」は大阪駅の一部と看做されることになり、2023年春に大阪駅として開業。西側地区の新改札口も暫定的に供用が開始される。

そして、2031年春に梅田貨物線に設けられる仮称・北梅田駅(大阪市北区)と、南海電気鉄道(南海)の新今宮駅(大阪市西成区)、JR難波駅(大阪市浪速区)とを結ぶ「なにわ筋線」が開業すると、「うめきた(大阪)地下駅」こと大阪駅に同線の列車が乗り入れることになる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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