PSAグループ、欧州の全工場の稼働を一時停止…新型コロナウイルスに対応

3月14日限りで休館したパリ、ルーブル美術館
  • 3月14日限りで休館したパリ、ルーブル美術館
  • PSAグループのフランス・レンヌ工場

PSAグループ(PSA Group)は3月16日、欧州のすべての工場の稼働を、3月27日まで一時停止すると発表した。

今回の発表は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が欧州全域で拡大していることを受けたものだ。PSAグループは3月16日から19日にかけて、欧州のすべての工場の稼働を順次、一時的に停止していく。

操業を一時停止するのは、フランス、スペイン、ドイツ、英国、ポーランド、ポルトガル、スロバキアの合計15工場となる。

PSAグループによると、主要サプライヤーからの供給に混乱が生じており、自動車販売も落ち込んでいる。そこで、危機管理部門を含めた取締役会は、3月27日まで、全工場の生産を一時停止することを決定したという。

PSAグループは、今回の発表が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための最良の措置、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集