セレンスとHERE、モビリティアシスタント開発で提携 豊富な地図データに自然対話でアクセス

セレンス(イメージ)
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自動車向けソフトウェア開発の米セレンスは、オランダのネット地図サービス会社HEREと提携し、高度なAIを搭載したモビリティアシスタント製品の提供を開始すると発表した。

両社は、HEREが提供する地図APIおよびPOI(Point of Interest)データに音声でアクセスする機能を搭載したモビリティアシスタントをアウディ、BMW、ダイムラーなど自動車メーカー各社に提供していく。

HEREの音声認識APIは、電気自動車(EV)向け充電スポット、ガソリンスタンド、駐車場、天気などに対応。自然な発話でEV充電スタンドを探したり、悪天候の場合に目的地近くにある屋根付き駐車場を見つけたりすることができる。

また、モビリティアシスタントはドライバーの好みや習慣などを学習をすることでパーソナライズ化。ドライバーの好みに合わせた文脈情報を提供することで、より適切で関連性のある位置情報データを提案できるようになる。例えば、ドライバーが軽油を提供する24時間営業のガソリンスタンドを頻繁に利用していることをシステムが学習すると、その好みに合った提案を行う。またHEREの3D地図が組み込まれているため、視線検知と音声認識を利用して車外のPOIとやり取りすることが可能になる。

《纐纈敏也@DAYS》

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