スズキは2月7日、2019年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。インド四輪市場の回復遅れと為替影響等により、減収減益となった。
売上高は前年同期比7.5%減の2兆6261億円。営業利益は同33.6%減の1704億円、経常利益は同36.4%減の1113億円、純利益は同35.5%減の1166億円だった。
四輪車事業は、インド、パキスタンでの販売減少や為替円高の影響により、売上高は同8.5%減の2兆3771億円。営業利益は売上減少に加え、為替円高、諸経費等増加により同35.9%減の1566億円だった。
二輪事業は、インドでの販売増加の一方、インドネシア、タイでの販売減少や為替円高の影響により、売上高は1822億円、営業利益は2700万円、ともに前年並みとなった。
マリン事業他は、大型船外機「DF350A」の北米を中心とした販売貢献等により売上高は同11.3%増の668億円、営業利益は同12.9%増の138億円だった。
通期業績については、売上高3兆5000億円(前期比9.6%減)、営業利益2000億円(同38.3%減)、経常利益2200億円(同42.0%減)、純利益1400億円(同21.7%減)とした前回予測を据え置いた。