フォルクスワーゲングループ(Volkswagen)の主力ブランド、フォルクスワーゲン乗用車は10月31日、2019年1~9月期の決算を発表した。
同社の発表によると、2019年1~9月期の売上高は654億4700万ユーロ(約7兆8942億円)。前年同期の625億0800万ユーロに対して、4.7%増加した。
また、2019年1~9月期の営業利益は、31億5200万ユーロ(約3800億円)。前年同期の23億3000万ユーロに対して、35%増と業績を回復させている。
増収増益となった要因のひとつが、前年同期は欧州市場で2018年9月から導入された新燃費基準「WLTP」への変更に備える費用がかさんだため。今期はその影響がなくなり、利益を押し上げた。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのアルノ・アンリッツCFO(最高財務責任者)は、「フォルクスワーゲンブランドは、厳しい事業環境の中、好調な業績を残した。収益性の高い成長路線を維持している」と述べている。