FCAが赤字転落、欧州事業の不振が影響 2019年第3四半期決算

FCAのミラフィオーリ工場(イタリア、トリノ)
  • FCAのミラフィオーリ工場(イタリア、トリノ)

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月31日、2019年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。

同社の発表によると、第3四半期の売上高は273億2200万ユーロ(約3兆2910億円)。前年同期の275億9400万ユーロに対して、1%減とマイナスに転じた。

また、第3四半期の最終利益は、1億7900万ユーロ(約215億円)の赤字だった。前年同期の5億6400万ユーロの黒字から、赤字に転落している。

赤字決算となった大きな要因は、欧州事業の不振にある。欧州事業の不振で第3四半期、13億7600万ユーロの減損損失を計上した影響を受けた。

FCAの2018年通期(1~12月)決算は、売上高が前年比4%増の1154億1000万ユーロ。2018年通期の純利益は36億3200万ユーロで、前年比は3%増だった。

《森脇稔》

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