ピニンファリーナが電動SUV開発中 2020年に発表へ

アウトモビリ・ピニンファリーナの電動SUV、PURA ビジョンのデザインスタディのスケールモデル
  • アウトモビリ・ピニンファリーナの電動SUV、PURA ビジョンのデザインスタディのスケールモデル
  • アウトモビリ・ピニンファリーナの電動SUV、PURA ビジョンのデザインスタディのスケールモデル
  • アウトモビリ・ピニンファリーナのバッティスタ(参考画像)

アウトモビリ・ピニンファリーナ(Automobili Pininfarina)は8月21日、『PURA ビジョン』と呼ばれる電動SUVのデザインスタディのスケールモデルを、米国で開催された「モントレー・カー・ウィーク」での内覧会で、ごく少数の顧客に初公開したと発表した。

EVハイパーカーのバッティスタに続く電動SUV

アウトモビリ・ピニンファリーナは、イタリアのデザイン工房、ピニンファリーナの親会社であるインドの大手自動車メーカーのマヒンドラ&マヒンドラ(マヒンドラ)が立ち上げた新ブランドだ。設計、開発、製造はドイツとイタリアで行い、各モデルの販売および整備は、世界の主要市場において、ピニンファリーナのブランド名で実施する。

アウトモビリ・ピニンファリーナには、アウディ、ベントレー、ブガッティ、フェラーリ、ジャガー・ランドローバー、マセラティ、マクラーレンオートモーティブ、ボルボカーズなどで経験を積んだ人材を擁する。同社の最初の市販車が、EVハイパーカーのバッティスタだ。バッティスタとは、ピニンファリーナの創設者、バッティスタ・ファリーナ(Battista Farina)氏に敬意を表すネーミングとなる。

電動SUVにはバッティスタのノウハウを応用

バッティスタのEVパワートレインは、4個のモーターを搭載し、合計で最大出力1900hp、最大トルク234.5kgmを引き出す。パワフルなモーターが4輪を駆動し、トルクベクタリング機能も採用した。0~100km/h加速2秒以内、0~300km/h加速12秒以内の性能を発揮する。ピニンファリーナによると、0~100km/h加速2秒以内の性能は、現行のF1マシンを凌ぐという。

また、バッティスタは5種類の走行モードが切り替えできる。最高速は350km/hオーバーだ。リチウムイオンバッテリーはセンタートンネルとシート後方に、T字型にレイアウトされ、蓄電容量は120kWh。1回の充電での航続は、およそ450kmの性能を備える。バッテリーは急速充電に対応している。

このバッティスタに続くアウトモビリ・ピニンファリーナの電動SUVが、PURA ビジョンだ。バッティスタの電動パワートレインのノウハウを応用しながら開発を進めており、PURA ビジョンは2020年に正式発表される予定。バッティスタ同様、少量を生産する計画だ。

独自のデザイン哲学を反映させた電動SUVに

米国で開催されたモントレー・カー・ウィークでの内覧会で、ごく少数の顧客に、PURA ビジョンのデザインスタディのスケールモデルが初公開された。アウトモビリ・ピニンファリーナによると、2020年の正式発表に先立ち、将来の顧客を刺激し、アウトモビリ・ピニンファリーナ独自のデザイン哲学を紹介するのが目的という。

PURA ビジョンは、高級EVの将来に向けたビジョンを提示する1台でもある。イタリアのブランドのピニンファリーナが、未来のピュアEV高級ユーティリティビークルのデザインに、インスピレーションを与えることを目指したという。

アウトモビリ・ピニンファリーナのデザインディレクター、ルカ・ボルゴーニョ氏は、「PURA ビジョンには、バッティスタ・ファリーナ氏が手がけた美しいスポーツカーのデザインを取り入れる。他に類を見ない高級EVとして、スリリングなEVパフォーマンスを可能にするように設計する」としている。

《森脇稔》

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