VW乗用車の営業利益7.4%増、コスト削減などの効果 2019年上半期決算

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フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)の主力ブランド、フォルクスワーゲン乗用車は7月26日、2019年上半期(1~6月)の決算を発表した。

同社の発表によると、上半期の売上高は、441億4600万ユーロ(約5兆3480億円)。前年同期の427億0400万ユーロに対して、3.4%増加した。

また、上半期の営業利益は、22億8600万ユーロ(約2770億円)。前年同期の21億3000万ユーロに対して、7.4%増加している。

2019年上半期の世界新車販売台数は、299万8200台。前年同期比は3.9%減とマイナスに転じた。新車販売が減少した中での増益は、コスト削減などの効果。2019年上半期の営業利益率は5.2%となり、前年同期に対して0.2ポイント上昇している。

フォルクスワーゲンブランドのアルノ・アンリッツ取締役は、「困難な市場環境の中で、フォルクスワーゲン乗用車ブランドは上半期、満足できる成長を遂げた。増益は、継続的な新車攻勢や、固定費の最適化などにより達成できた。eモビリティやデジタル化への投資を通じて、競争力をさらに強化していく」と述べている。

《森脇稔》

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