デンソーは、日本ワイパブレード(埼玉県加須市)と朝日製作所(愛知県刈谷市)、子会社2社を10月1日に合併し、新会社「デンソーワイパシステムズ」を設立すると発表した。
100年に一度の変革期にある自動車業界は、CASEにおける技術革新が進んで事業環境は大きく変化。特に自動運転技術では開発競争が激化している。視界安全領域では自動運転に伴い、カメラ、センサーを含めた技術開発が進み、ワイパーシステムにもそうした変化に対応した商品提供が求められている。
デンソーグループは、ワイパーシステムの事業体制を見直し、新会社デンソーワイパシステムズがワイパーシステムの設計から生産・供給までの一貫体制を担い、顧客対応力を向上するとともに、先進分野では、デンソーグループとして新たな付加価値創造に向けた取り組みを強化していく。
新会社デンソーワイパシステムズは静岡県湖西市に設立。資本金は4億5000万円、従業員は設立当初約1800人となる予定。