京阪本線の京都府内2駅を改称…男山ケーブルもリニューアルへ 10月1日

6月に男山ケーブルに導入されるリニューアル車のイメージ。左が「あかね号」、右が「こがね号」。標識灯や車内の予備灯はLED化される。
  • 6月に男山ケーブルに導入されるリニューアル車のイメージ。左が「あかね号」、右が「こがね号」。標識灯や車内の予備灯はLED化される。
  • 「あかね号」「こがね号」の外観は、太陽が発する赤の光と月が発する黄色の光、石清水八幡宮社殿の朱色と金色、京阪伝統の赤と黄色のツートンカラーをモチーフにし、メタリックフィルムのラッピングで光の情緒感と神聖さを表現。側面の模様は男山の神秘感と歴史の積層、車両の上昇感をイメージした霞文様とする。
  • 「あかね号」「こがね号」の内装イメージ。オリジナルの霞文様を表地とした座席とドアは、赤と黄色のものを左右別々に配置。ドアには石清水八幡宮のつがいの鳩と男山の青竹をイメージした紋が描かれる。
  • 「あかね号」「こがね号」の外観にデザインされるシンボルマーク。神のつかい「阿吽の鳩」と御神紋「流れ左三つ巴」という石清水八幡宮を象徴するものをモチーフとしている。
  • ケーブル八幡宮口(現・八幡市)駅とケーブル八幡宮山上(現・男山山上)駅のリニューアルイメージ。
  • 「石清水八幡宮」に改称される現在の京阪本線八幡市駅(左)と、「ケーブル八幡宮口」に改称される現在の男山ケーブル八幡市駅。
  • 「龍谷大前深草」に改称される京阪本線深草駅(左)とその改札口付近(右)。
  • 改称後の駅サイン。

京阪電気鉄道(京阪)は5月14日、京阪本線の八幡市(やわたし)駅(京都府八幡市)と深草(ふかくさ)駅(京都市伏見区)を10月1日に改称すると発表した。

八幡市駅は2016年に国宝に指定された最寄りの石清水八幡宮をPRするため「石清水八幡宮」に、深草駅は駅から徒歩3分の場所にある龍谷(りゅうこく)大学をわかりやすくするため「龍谷大前深草」とする。

これに合わせて、八幡市駅で京阪本線と接続する京阪鋼索線(男山ケーブル)は、起点の八幡市駅が「ケーブル八幡宮口」に、終点の男山山上駅が「ケーブル八幡宮山上」に改称。路線通称の「男山ケーブル」は「石清水八幡宮参道ケーブル」(参道ケーブル)に変更される。

また、男山ケーブルが石清水八幡宮への参道であることから、それにふさわしい施設のリニューアル工事も進められ、巻上装置に使用する制御装置や誘導無線の更新、「索条」と呼ばれるロープの交換、駅舎正面の美装化などが行なわれる。

これらの工事に伴ない、男山ケーブルは5月27日から6月18日まで運休となり、タクシーによる代行輸送が実施される。

運行が再開される6月19日からは2両在籍する車両もリニューアルされ、それぞれ「あかね号」「こがね号」の愛称が付けられる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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