フォルクスワーゲンは4月4日、『パサート』(Volkswagen Passat)の3000万台目が、ドイツ・エムデン工場からラインオフした、と発表した。世界で最も成功したミッドサイズモデル、としている。
パサートは、フォルクスワーゲンの上級セダン&ワゴンだ。初代のデビューから45年という伝統のモデルで、現行型は8世代目モデルとなる。
現行パサートは2014年秋、パリモーターショー2014で発表された。この現行パサートがデビューから4年以上を経て2019年3月、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2019において、改良新型がワールドプレミアされている。
改良新型には、新しいパワートレイン、ライト技術、先進運転支援システム(ADAS)、インフォテインメント技術、新たなオンラインサービスなどが導入された。
なお、3000万台目のパサートは、ゼロエミッション走行できるプラグインハイブリッド車(PHV)の『パサート GTE ヴァリアント』。従来よりも、3割大容量化したリチウムイオンバッテリーを搭載。EVモードの航続は、NEDC計測で従来の最大50kmから70kmへ、4割増えている。