JR四国の新たな観光列車…幕末維新と文明開化をモチーフにした黒船と空船 2020年春に登場

両側面に「遙か水平の先を見つめる龍馬像」をデザインしたという1号車の「KUROFUNE」のイメージ。帯部分のデザインは蒸気機関をモチーフにしている。
  • 両側面に「遙か水平の先を見つめる龍馬像」をデザインしたという1号車の「KUROFUNE」のイメージ。帯部分のデザインは蒸気機関をモチーフにしている。
  • 両側面に夜明けや青空に輝く太陽をデザインしたという、2号車「SORAFUNE」のイメージ。帯部分のデザインはロケットエンジンをモチーフにしている。

JR四国は2月25日、2020年春に運行を開始する予定としている新たな観光列車『志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり』の外観デザインを明らかにした。

この列車は、150年ほど前の高知県ゆかりの幕末の志士である坂本龍馬や中岡慎太郎、彼らを支えた女性たちにちなんだ、JR四国の新たな「ものがたり列車」で、キハ185系特急型気動車2両編成を改造。それぞれに「KUROFUNE」「SORAFUNE」の愛称が付く。土休日を中心に土讃線高知~窪川間で1往復を運行する計画。

デザインのコンセプトは「文明開化ロマンティシズム」で、蒸気機関やロケットエンジンなどに象徴される文明開化のダイナミズムを旅の高揚感へ繋げようという演出が込められており、前面には船の舵や坂本家の家紋「組あい角」、トキ(時)を刻む時計をモチーフとしたヘッドマークが付けられる。

営業列車では、既存の『四国まんなか千年ものがたり』と同様、全車グリーン車指定席となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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