カーリースってお得? メリット&デメリット、自分に向いているか判断[マネーの達人]

カーリースってお得なの? 自分に向いているか判断材料になる「メリット・デメリット」6つ
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「月々いくら」の定額で、憧れの新車に乗れるカーリース。

筆者はあまり貯金がないのにどうしても車を買い替えなくてはいけなくなった時、カーリースの利用を真剣に検討したことがあります。

しかし、よく調べてみると意外にデメリットも多く、新車はあきらめて中古の車を普通に買いました

カーリースのメリット・デメリットをご紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

カーリースの仕組み

メリット・デメリットをご紹介する前に、簡単にカーリースの仕組みを説明させていただきます。

毎月一定額を支払うのは一般的なカーローンと同じですが、カーリースの場合、料金に車検・税金・メンテナンス費用が含まれているという特徴があります

リースなので車の所有者はリース会社であり、賃貸住宅を借りる場合と同じで勝手に改造を施すことはできません。

また、車体価格から毎月のリース料の合計額を引いたものが残価となり、その金額を支払えば車を自分のものにすることができますが、不要な場合はそのまま返却が可能です。

メリット(1) :メンテナンスが楽

カーリースなら、車検やメンテナンスが必要な時期に、追加料金なしでサービスを受けることができます

特に車検はかなりの出費となるので、別に積み立てておかなくても良いのは大きな魅力です。

メリット(2) :お手頃価格で人気車に乗れる

購入だと全額の支払いが必要なので毎月のローンも高くなりますが、カーリースの料金には契約終了時の残価が含まれていないので、毎月のリース料を安く抑えることができます。

あきらめていた人気車も、カーリースなら手が届くかも!

また、頭金が必要ないので、審査さえ通ればすぐに車に乗れるところも便利です。

デメリット(1) :トータルで考えると購入より高くなる

カーリースの金利は一般的なローンよりも高いので、トータルで考えると、一括払いやローンで購入したほうが安く済むケースが多いです。

ですから、毎月のリース料だけに気を取られて契約すると、契約終了時の買い取りで「こんなはずじゃなかった…」と後悔することも

我が家がカーリースをあきらめたのは、まさにここ!

新車で乗ってみたい車もありましたが、結局高くつくんじゃもったいないよねということで、身の丈に合った中古の軽自動車を買いました。

契約終了時の選択肢は?

カーリースの契約終了時には、残価を支払って買い取ることの他に、次のような方法も選ぶことができます。

・ 車をリース会社に返却し、契約を終了する
・ 同じ車の再リース契約を結ぶ(この場合、以前より高いリース料が設定されることもある)
・ 別の車のリース契約を結ぶ

デメリット(2) :車に傷が付くと査定額が下がる

カーリースの車はあくまでもリース会社の所有なので、傷が付いたり事故を起こしたりした場合は、速やかに報告し、自腹で修理をしなければなりません

また、無傷で契約終了時を迎えた場合に比べ、査定額がぐっと下がってしまうのは避けられないことです。

契約時に想定していたのより多くの残価を支払うことになるので、十分に気を付けましょう。

デメリット(3) :走行距離によってリース料が変わる

カーリースは走行距離が短いほどリース料も安くなります

そのため、仕事や趣味で長距離を走る場合はリース料が高くなるし、契約時に設定した走行距離を上回った場合は、契約終了時に追加料金を取られるケースも多いです。

デメリット(4) :中途解約するとまとまったお金が必要になる

なんらかの事情で中途解約する場合や、事故による全損でリースを継続できなくなった場合には、違約金や残りのリース料などを一括で支払わなくてはならなくなります。

これは基本的にカーリースの中途解約が認められていないため。

毎月のリース料が払えれば安心というわけではないので、念のため貯金をしておく、任意保険に入っておくなどの対策を取りましょう

まとめ

カーリースは、月々の支払いを抑えられるためにお得な感じがします。

しかし、よく調べてみるとそんなに安いわけではないし、自分のものじゃないのでビクビクしながら乗らなくてはならず、気が休まらないのが辛いところです。

ただ、最終的に車が自分のものにならなくても良い人には便利なサービスです。

メンテナンス管理が面倒な人はリース会社に丸投げできるなどのメリットもあるので、自分に向いているかどうかをよく考えて契約していただければいいなと思います。(執筆者:畠山 まりこ)

《マネーの達人》

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