先端建設技術センター(ACTEC)は、ライティング技術、AR技術などを用いた除雪作業の効率化に寄与する技術の要求性能に対する意見を募集を開始した。
積雪寒冷地域では、安全で円滑な冬期道路交通の確保を図るため、暴風雪による視界不良時でも除雪作業の実施を迫られる。国土交通省では、ライティング技術を使用した周辺車両や誘導員への注意喚起、AR技術を使用した視界不良時の道路区画線または道路附属物と除雪機械の離れなどのガイダンスを可能とすることで除雪作業の効率化を目指している。
除雪作業現場は過酷で、その現場状況に適した技術を選定するためには、性能評価項目、試験方法を設定した上で、同一条件の下で試験し、諸元表としてまとめる必要がある。
今回、新技術活用システムの活用方式「テーマ設定型(技術公募)」の実施プロセスの一環として「ライティング技術、AR技術などを用いた除雪作業の効率化に寄与する技術」の要求性能に対しての意見を募集し、性能評価項目、試験方法の設定の参考とする。
ACTECは2018年6月末に「テーマ設定型(技術公募)」の実施に当たっての第三者機関に選定された。