JR西日本は11月13日、2019年春に新大阪~久宝寺間20.3kmが全線開業するおおさか東線の運行概要を明らかにした。
おおさか東線は、大阪東部の鉄道路線を充実させるため、片町線の貨物支線である「城東貨物線」を活用して計画された路線で、1999年6月に着工。2008年3月には放出(はなてん)~久宝寺間9.2kmが開業しており、残る新大阪~放出間11.1kmは2019年春に開業する運びとなっている。
全線開業後は、新大阪~久宝寺間の線内を各駅に停車する普通列車を運行するほか、現在、奈良~放出~尼崎間で運行している直通快速を奈良~放出~新大阪間の運行とする。また、直通快速の停車駅は放出のほかに、JR河内永和、高井田中央も加わる。
運行本数は、207系や321系を使用する直通快速が平日朝の上り(新大阪方面)と平日夕方の下り(奈良方面)で各4本、土休日の朝と夕方で上下各2本となる。普通列車は早朝・深夜を除き、1時間あたり上下各4本となる。
所要時間は直通快速の新大阪~奈良間が60分程度、普通列車の新大阪~久宝寺間が35分程度、新大阪~放出間が20分程度となる。