横浜ゴム、通期業績見通しを下方修正---米国子会社の収益悪化 2018年12月期

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横浜ゴムは11月9日、2018年12月期の業績見通しで、米国工場の収益が悪化していることから、当期利益を前回予想から40億円マイナスの360億円に下方修正したと発表した。

米国工場のヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・ミシシッピが開業時の計画と比べて収益化に遅れが見られることから、今後の事業計画や回収可能性を検討した結果、固定資産の減損損失として約112億円を計上することにした。

売上高はタイヤ事業で中国、ロシア、中近東の販売やMB(マルチプル・ビジネス)で建築用シーリング材の販売が予想より下回る見通しとなったため、前回予想から200億円引き下げて6500億円となる見込み。営業利益は50億円マイナスの550億円に下方修正した。

一方、2018年1~9月期の連結決算は、売上高が市販用タイヤの国内販売が好調で、前年同期比1.2%増の4608億円と過去最高となった。営業利益は米国工場の減損損失を計上したことなどから同8.3%減の270億円、当期利益が同25.5%減の163億円となった。

《レスポンス編集部》

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