パイオニアは11月7日、2018年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。最終赤字は前年同期の26億4900万円から99億3300万円に拡大した。
売上高は、カーエレクトロニクスが減少したことや、ホームAVの減少により、前年同期比3.0%減の1709億2800万円となった。
営業損益は、販売費および一般管理費は減少したが、減収に加え、OEM事業における減価償却費の増加や為替の影響などにより原価率が悪化したことから、前年同期の20億4900万円の利益から16億8800万円の損失となった。経常損失も前年同期の3億6000万円から36億3100万円へ拡大。さらに営業損益の悪化や為替差損11億8600万円の計上に加え、第1四半期に特許訴訟関連損失20億2100万円や、競争法関連損失13億2300万円を計上したことなどにより、最終赤字は99億3300万円となった。
通期業績見通しについては、売上高を前回予想の3800億円から3500億円に下方修正。営業損益50億円の赤字とした前回予想を据え置いた。最終損益については、現在スポンサー支援協議を進めていることから、OEM事業の改革を含む経営改善施策による影響額が確定するまで留保するとした。