マツダ、販売台数新記録も販売費用増加で営業益59.6%減 2018年4-9月期決算

マツダ本社(広島)
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マツダは10月31日、2018年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。グローバル販売台数は過去最高となったものの、営業利益は同59.6%減の大幅減益となった。

第2四半期連結累計期間のグローバル販売台数は、『CX-5』や『CX-8』などのクロスオーバー系車種が好調だったことに加え、商品改良モデルの導入効果により、第2四半期累計期間としては過去最高の同1.7%増の79万6000台となった。市場別内訳は、国内が同6.7%増の10万3000台、北米は同1.6%増の22万2000台、欧州が同2.4%増の13万5000台、中国は同10.6%減の13万3000台。その他地域は同8.5%増の20万2000台だった。

出荷台数の増加や車種構成の改善等により、売上高は同4.4%増の1兆7291億円。しかし営業利益は、競合激化等による販売費用の増加や為替相場の影響、品質関連費用の計上等により、同59.6%減の309億円となった。

経常利益は、持分法による投資利益192億円を計上したことから、同43.5%減の545億円。純利益は税金費用238億円等により同61.5%減の244億円となった。

今期の連結業績見通しは、平成30年7月豪雨の影響などによる連結出荷台数の減少に加え、為替の前提レートの見直しや品質関連費用が増加したことなどにより下方修正。売上高を3兆5300億円(前回予想比-200億円)、営業利益を700億円(同-350億円)、経常利益を1000億円(同-300億円)、純利益を500億円(同-300億円)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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