BASF、化学品部門不振で営業益23%減 2018年第3四半期決算

BASF(イメージ)
  • BASF(イメージ)

ドイツの化学メーカー大手、BASFは10月26日、2018年第3四半期(1~9月)の決算を発表した。

第3四半期のグループ全体の売上高は、全部門で販売価格が上昇したことにより前年同期比8%増の156億ユーロ(約1兆9968億円)となった。販売量の増加と8月にバイエルの事業を買収したことも増収につながったが、為替の影響により、一部相殺された。

特別項目控除前の営業利益は、主に化学品部門からの利益が大幅に減少したことから、同13%減の15億ユーロ(約1920億円)。機能性材料部門、アグロソリューション部門でも大幅減となったが、高性能製品部門では微減にとどまった。営業利益(EBIT)は同23%減の14億ユーロ(約1792億円)。利息・税金・償却・控除前利益は同10%減の23億ユーロ(約2944億円)。EBITDAは同17%減の22億ユーロ(約2816億円)だった。

2018年の見通しについては、売上高を微増のまま据え置いたが、特別項目控除前営業利益は微増から微減へ、EBITは微減から大幅減へと下方修正した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集