「現金払いの場合はETCカードを挿入しないで」 二重収受問題でNEXCO西日本が協力呼びかけ

対象となる走行の例
  • 対象となる走行の例

NEXCO西日本は、近畿圏の高速道路で現金とETCで料金を二重収受していた問題で、現金払いの場合はETCカードを挿入しないようドライバーに協力を呼びかけている。

今回の問題では、NEXCO西日本が管轄する近畿道、阪和道、西名阪道、南阪奈道、堺泉北道の一部走行で、4月1日から現金を収受した上にETCでも収受していた二重収受が発覚。ETC車載器にカードを挿入したまま入口ETCフリーフローアンテナで通信し、途中の本線料金所の一般レーンで現金で支払い、出口でETC無線走行した場合、出口でもETC対距離料金を収受してしまうため、現金とETCの二重請求が発生している。

同社ではすでにシステムの改修を行い、10月1日以降の走行については、請求の重複が発生を防止している。しかし、ETCカードを挿入したまま、出口ETCフリーフローアンテナを走行した場合のETC料金案内が当面続く。同社では改善のためのさらなるシステム改修に着手するとし、この間、現金支払いの場合はETCカードを挿入しないよう、ドライバーに協力を呼びかけている。

なお、4月1日から9月30日までの重複対象となる走行については、順次カード会社等を通じて返金を進めている。

《纐纈敏也@DAYS》

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