日本のショップ・ガレージをモータースポーツで盛り上げる…エンパイヤ自動車がショールームオープン

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エンパイヤ自動車ショールームオープン
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●サベルト、スパルコの商品をメインに、順次展開


エンパイヤ自動車が22日、傘下のウチダオート岩槻店内(さいたま市)にモータースポーツ関連用品のショールームを正式にオープンした。まずはサベルト、スパルコの商品をメインに展示し、順次その他のグッズ、部品や工具類などへの展開も考えている。

ショールームにはレーシングスーツ、ヘルメット、グローブ、シューズ、バケットシートなど競技には欠かせないアイテムを用意。エンパイヤ自動車のモータースポーツ営業部の専門スタッフらも常駐し、各種の相談やアドバイスに応じる。対象は、サーキット走行会からJAF/FIA競技までと幅広いが、とくにレースに興味があるがどこに相談すればいいかわからない、といった初心者やひとりで悩んでいる人に地元のショップやガレージを紹介していくという。

ショールームの正式オープン前にSNSなどで情報は発信していたといい、正式オープン初日は午前10時から多くの人がレーシングスーツやグローブなどを熱心に見ていた。簡易的な試着室もあり、レーシングスーツなども、サイズ、デザイン、着心地などを試すことができる。用品はF1やWRCなどでも使える(というか義務づけられる)FIA認定のものから、ミニサーキットの走行会向けのものまで揃う。プロスタッフもいるので、参加したいカテゴリごとに相談すれば、リーズナブルなものから本格的なものまで説明してくれる。

●どういう装備が必要か、相談できる


ミニサーキット走行会でもヘルメット、グローブを義務付けることが多い。趣味の走行会にはお金をかけたくないと思いがちだが、車の性能があがっている現在、技量にかかわらず安全装備は必須だ。外観は同じにみえるが、4輪用のスーツ、ヘルメット、シューズ、グローブなど用意したい。

とはいうものの、実際にどのレベルのものがいいのかわからないという人は少なくない。ショールームはまさにこのような人をサポートするために作られたそうだ。

22日と23日は、オープニングイベントとしてD.D.Rのレーシングシミュレーター(を装着したワゴン)を無料で体験できるコーナーも設けられていた。

●モータースポーツ業界を活性化させたい


エンパイヤ自動車は、補修部品や用品、部品を専門に扱う商社。車両販売も行うが、本業は部品・用品で100年の歴史がある。GT選手権のワークスチームなどとの取引もあり、競技部品・用品の実績も高い。通販も行っているが業販がメインの同社が、なぜモータースポーツのショールームを始めようと思ったのか。エンパイヤ自動車 モータースポーツ営業所長三枝克郎氏に話をきいた。

車が売れない時代、その影響はアフターマーケット、ひいてはグラスルーツ(草の根)モータースポーツにも及ぶ。多くのJAF公認クラブは会員獲得に苦労し、JAFもライセンスホルダーの維持・拡大が課題になっている。

シニア層向けにメーカーがスポーツモデル、サーキット走行を意識したモデルを用意し(メーカーは若者にも車の楽しみをと謳っているが、実際に購入できるのは一定の年齢層より上だ)、ワンメイクレースなどを展開しているが、エントリーしやすさを優先するとラインオフ状態やワークス指定パーツなどの制限がかかる。アフター業界が幅広く活性化するには十分とはいえない。

このような背景のもと「業界をもっと活性化させたい。これがショールームを作った理由です」と三枝氏は説明する。昔はレースでもラリーでも地元にショップやガレージがあり、興味のある人は自然に集まっていた。いまは、レースやサーキット走行に興味を持っても気軽に相談できる場所が減っている。ネットで情報を調べることはできるが、リアルな情報やアドバイスを得るのは難しい。

「例えばサインボードってどこで売っているのか? どうすればサーキットで走れるのか? 知っている人にはなんでもない情報や相談ができるところを目指しています。ショールームなので、ここでは定価販売が基本です。安く買うには通販や実際のショップですが、来店者には、そんな買い方のアドバイス、地元ショップの紹介、さらにはチームやクラブの紹介なども考えています」

メインで扱う商品はサベルトとスパルコというのは三枝氏の言葉を裏付ける。この2つのブランドはF1などトップカテゴリーにも用品提供を行う老舗ブランドだが、クラブマン、ノービス向けのラインナップが充実しており、世界中にユーザーがいる。グレードもカテゴリーに合わせたものが手に入る。

スパルコのイタリア本社に掛け合い、日本オリジナルの8点セットを開発したという。FIA認定のヘルメット、グローブ、シューズ、レーシングスーツ、アンダーウェアなどが8万8000円という価格設定としている。これも意気込みの現れといえるだろう。
《中尾真二》

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