横断歩道の自転車をひき逃げ、18歳少女を逮捕

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JR長野駅にも近く、深夜から未明の時間帯も交通量が多い交差点で、自転車に乗っていた男性がひき逃げされる事件が起きた。警察は防犯カメラ映像から容疑車両を特定し、運転していた18歳の少女を逮捕している。

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26日午前2時ごろ、長野県長野市内の市道で、自転車に乗って横断歩道を渡っていた男性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男性は重傷を負ったが、クルマは逃走。警察は後に運転者を逮捕している。

長野県警・長野中央署によると、現場は長野市南石堂町付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。69歳の男性は自転車に乗って横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、胸部骨折などの重傷。クルマはそのまま逃走したことから、警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。周辺に設置された防犯カメラ映像から容疑車両を特定し、同日夜までに同市内に在住する18歳の少女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

現場は長野市中心部で夜間でも交通量の多い区間。逮捕された少女の認否は明らかにされておらず、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場は道路照明もあり、夜間でも見通しが良い交差点だという。警察では事故当時の信号表示状況などについても調べを急いでいる。

最近の事故では防犯カメラが容疑車両の特定に貢献しているケースが目立っているが、街の中心部でカメラ設置台数も多い場所だと特定までの時間も短くなってきている。

《石田真一》

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