ワインディングで最高に楽しい仕上がり、電動車の未来を感じる…ノート eパワー NISMO ニスモパーツ装着車 試乗

試乗記 国産車
ノート eパワーNISMO ニスモパーツ装着車
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TRD、ニスモ、無限、STIという4社合同で行われたワークスチューニングの試乗会のなかで、今年の1番に選びたくなったのが、「ノート eパワー NISMO ニスモパーツ装着車」だった。

車名がちょっとややこしいので補足すると、ノートeパワーが日産の基準車、それをベースにオーテックジャパンがボディ補強やサスペンションチューンなどを施し日産ディーラーで販売されるのがノートeパワーNISMO、今回の試乗車はそのノートeパワーNISMOにニスモのチューニングパーツを装着したモデルとなる。

取り付けられているニスモのチューニングパーツは、パワーユニットの性格を変換するコントロールコンピューターのNISMOスポーツリセッティング、フロントLSD、ノートNISMO S用アルミホイールなど。NISMOスポーツリセッティングの効果によって加速は力強いものとなっている。もともとeパワーはモーターでの駆動となるので、アクセル操作に対するレスポンスはいいのだが、スポーツリセッティングによってそのレスポンスにトルクが増している印象。さらにアクセルを緩めた際の減速感が強くなっていて、1ペダルドライビングに鋭さが増している。

そしてなによりも見逃せないのがフロントヘリカルLSDの装着。ノーマルのノートeパワーはオープンデフなので、コーナリング中にイン側のタイヤが浮き上がると駆動力が逃げてしまうが、LSDの装着によって駆動力が接地しているアウト側タイヤにかかるので、ロールがピークに達した状態からアクセルを踏んでいってもクルマが前に進んでくれる。いや、進入時に姿勢さえ作ってしまえばあとはアクセルを踏むことで曲がっていく感覚を味わえる。

試乗した群馬サイクルスポーツセンターは日本のあちこちに存在しているような道幅の狭いワインディングに似たレイアウト&路面。かなり狭いコーナーや、ヘアピンコーナーなどもあるが、そうしたシチュエーションにぴったりの仕上がり。たっぷりと楽しむことができた。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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