アウディ(Audi)は8月3日、2018年上半期(1~6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の上半期の売上高は、311億8300万ユーロ(約4兆0190億円)。前年同期の300億1100万ユーロに対して、3.9%増えた。
また、上半期の営業利益は、27億6100万ユーロ(約3560億円)。前年同期の26億8000万ユーロに対して3%増と、上半期としては2年連続で増益となっている。
増益となった大きな要因が、好調な新車販売。とくに、中国と北米での新車販売の伸びが、収益性の向上につながった。
2017年上半期の世界新車台数は、94万9282台。前年同期比は4.5%増と、プラスに転じた。市場別では、中国(香港を含む)が30万6590台を売り上げ、前年同期比は20.3%増と回復。米国は10万7942台を販売。前年同期比は4.8%増と、引き続き前年実績を上回る。一方、欧州は上半期、43万9450台にとどまり、前年同期比は4.2%減とマイナスに転じた。このうち、地元ドイツも6.3%減の15万7091台と後退する。
アウディのアレクサンダー・ザイツCFOは、「アウディは2018年上半期、順調な業績を達成した。新型車と新技術が、アウディを大きく前進させることを示している」と述べている。