出光興産は、2018年7月から9月の原油総処理計画を3製油所合計で前年同期比3%の708万キロリットルと増産する。
燃料油需要は、国内の景況感を背景に、トラック向けの輸送用が堅調に推移する一方で、低燃費車の普及などの要因から前年を下回る水準を見込んでいる。ただ、国内向けに夏場の需要期に向けた安定供給を踏まえて増産する。
内訳は国内向けが同9%増の678万キロリットル、輸出は市況が悪化していることから同54%減の30万キロリットルと大幅に減らす。
一方、4~6月期は同1%増の600万キロリットルとなる見込み。内訳は国内向けが同5%減の548万キロリットル、輸出が同231%増の52万キロリットルとなる見通し。