ホンダエアクラフト藤野社長「日本に新しい交通システムを」…ホンダジェット を日本に導入

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ホンダジェット日本導入。向かって左端がホンダエアクラフトカンパニーの藤野社長、同2人目が本田技研工業の八郷社長
  • ホンダジェット日本導入。向かって左端がホンダエアクラフトカンパニーの藤野社長、同2人目が本田技研工業の八郷社長
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ホンダの八郷隆弘社長と、航空機事業子会社であるホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は6月6日、都内で記者会見し、小型ビジネスジェット機『ホンダジェット』を日本で販売することとし、同日から受注を始めたと発表した。

販売に当たっては丸紅エアロスペース(東京都千代田区)と協力し、同社によるディーラー「ホンダジェットジャパン」が販売や整備、機体の運用サービスなどを行う。すでに国土交通省に型式証明の申請を行っており、2019年前半の納入開始を目指すという。

日本では5月にスイスで開かれた航空ショーで発表した高性能新型機の『ホンダジェットエリート』を販売する。価格は18年度の米国価格で525万ドル(約5億7800万円)。日本でのビジネスジェット機の保有は現在、官公庁保有機を含め90機程度となっており、まだ市場は大きくない。藤野社長は、日本での販売・普及イメージとして「4、5年くらいで(保有を)現在の2倍くらいにしたい」と述べた。

八郷社長は日本での航空機事業展開について「欧米での評判から日本でも導入してほしいというお客様の声が多く、もってくることにした。モビリティーカンパニーとして日本のビジネスジェットの普及にチャレンジしていきたい」と述べた。

藤野社長は「日本では84か所の空港が利用できる。ホンダジェット エリートは成田から上海までノンストップで飛べる性能をもっており、利便性は高い。日本に新しい交通システムをつくっていきたい」と抱負を語った。

ホンダジェットは17年の世界デリバリーが43機となり、小型ジェット機のカテゴリー別でデリバリー数トップとなった。現在の累計運用機数は86機にのぼっている。ホンダジェット エリートは、主翼上面にエンジンを配置するなどホンダジェットの独自技術に、複数の最新技術や装備を追加している。これにより、航続距離を2661kmと約17%(396km)延ばし、静粛性や離着陸時と飛行時の安定性能なども高めている。
《池原照雄》

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