富士の麓に内外の旧車100台が集結…富士山オールドカーフェスタ

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第9回 富士山オールドカーフェスタ
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静岡県富士市の富士市中央公園多目的広場で5月13日、「富士山オールドカーフェスタ」が開かれ、国内外のクラシックカー約100台が集まった。

当初は数人の旧車愛好家による情報交換の会として始まり、それから徐々に規模が拡大。今年で9回目の開催となった。最近は「若者の自動車離れ」もいわれるが、このイベントを通じて少しでも車に興味を持ってもらえればとの意図もあるという。静岡クラシックカークラブが主体となり、オートモビル・クラブ・ジャパンなどが協力した。

参加資格は1980年以前に製造された4輪車で、約100台がエントリー。マツダ『コスモスポーツ』や三菱『コルト ギャラン』、いすゞ『べレット』、日産『チェリー クーペ』といった国産車から、フォード『エスコートRS』、アルピーヌ『A110』、アバルト『750GT』などの外国車まで、ふだんはめったに見られない旧車が並んだ。またフェラーリ『308GTB』やランボルギーニ『カウンタック』などのスーパーカーも参加し、ギャラリーの熱い視線を浴びていた。

小学生以上を対象とした、クラシックカー同乗による試乗会を行うのがこのイベントらしいところ。ロールスロイス『シルバーゴースト』(1910年)やシトロエン『11CV』(1950年)、BMW『2000CS』(1969年)、カジバ『モーク』など往年の名車が会場の周囲約1.5kmを、独特の排気音を響かせながら走った。子供から大人まで、抽選に当たった同乗者は笑顔で手を振っていた。

ほかに、ミニカーや書籍など関連商品の物販やご当地グルメが味わえる飲食店ブースも出店。この日は同じ中央公園のイベント広場で「富士ばらまつり」が同時開催されており、旧車ファンのみならず一般の家族連れも多く訪れていた。昼前からあいにく雨模様となったが、試乗会の時間を前倒しするなど、スタッフの献身的な運営が好印象であった。

《嶽宮 三郎》

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