帰宅途中の男性を故意にはね、さらには殴打を加えて現金を要求

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未明の交通量が少ない時間帯、自転車に乗って帰宅途中の男性に対し、後ろから進行してきたクルマが追突。乗っていた2人の男は男性に殴打を加えるとともに、現金を要求する強盗事件が起きた。

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17日午前2時30分ごろ、福岡県福岡市南区内の市道を自転車で走行していた男性に対し、後ろから進行してきたクルマが衝突。路上に倒れた男性に対し、クルマに乗っていた男2人がさらなる暴行を加え、現金を要求する事件が起きた。

福岡県警・南署によると、現場は福岡市南区井尻付近で幅員約3.5mの直線区間。29歳の男性は帰宅するために自転車で走行していたところ、後ろから進行してきたクルマに追突された。

追突の弾みで自転車は転倒し、男性は路上へ投げ出される状態となったが、クルマに乗っていた2人組の男は木製の棒のようなもので男性の頭部を殴打するとともに、「カネを出せ」などど現金を要求。男性は隙をみてその場から走って逃げ出したが、頭部打撲などの軽傷を負ったという。現金などは奪われずに済んだ。

男性は帰宅後に警察へ通報したが、これを受けて同署員が現場へ駆けつけた際にはクルマも逃走していた。警察では強盗致傷事件として捜査を開始。現場周辺に設置されている防犯カメラ映像の分析を進めるなど、容疑車両の特定を急ぐとともに、被害を受けた男性から事情を聞き、事件発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

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現場は住宅地の中を通る道路で、夜間の見通しが悪く、交通量も少ない区間。男性の自転車は車両通行のある表通りから追跡されていた可能性もあり、警察では不審車両や人物の目撃証言も収集しているようだ。

《石田真一》

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