マンション駐車場で乗用車が爆発大破、ガスパン遊びが原因か

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大阪市内のマンション駐車場に止められていた乗用車が突然爆発し、車内にいた住人の男性が負傷する事故が起きた。車内からはライター用のガスボンベが多数発見されており、警察ではガス吸引していた可能性が高いとみている。

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29日午前3時50分ごろ、大阪府大阪市東淀川区内にあるマンションの駐車場で、駐車されていた乗用車が爆発する事故が起きた。この事故で車内にいた男性が負傷。ライター用のガスを吸引していた疑いがあるという。

大阪府警・東淀川署によると、現場は大阪市東淀川区南江口1丁目付近にあるマンションの駐車場。乗用車は駐車スペースに止まっていたが、突然爆発したものとみられる。

この事故でクルマは大破。マンションの住人で運転席にいた26歳の男性が顔などをヤケドする軽傷を負い、近くの病院へ収容された。同じ駐車場に止まっていた他の車両や、マンション15室のガラスが衝撃で損壊したが、他に人的な被害は発生しなかった。

爆発したクルマの車内からはライター用のガスボンベが多数発見されており、警察では男性がガス吸引を行なっていた際、車内に充満したガスに引火したものとみて、男性の回復を待って事情を聞くともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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ガスを吸引し、酸欠状態による酩酊状態を楽しむことを「ガスパン遊び」と称するが、爆発したクルマからはガスの空き缶が発見されており、これを行っていた可能性が高いとみられる。

ライター用のガスとはいえ、大量に使用して車内に充満した場合、これに引火すれば急激に膨張してクルマを大破させる程度の威力がある。今回の事故では、爆発したクルマのものとみられる破片は約20m先まで飛んでいたようだ。

《石田真一》

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