重傷ひき逃げ事件の容疑者、直前に交通トラブル事件も起こしていた

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同じ日、同じ街で発生した交通トラブル事件と重傷ひき逃げ事件。その二つの事件は無関係のようにも見えたが、実は二件とも同一の人物が関わっていたことが判明し、警察は2人の男を逮捕した。

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昨年12月、鹿児島県鹿児島市内で交通トラブルを発端として、相手方の男性を殴打して軽傷を負わせたとして、鹿児島県警は15日、事件に関与した2人の男を傷害や器物損壊容疑で逮捕した。うち1人は別のひき逃げ事故も起こしている。

鹿児島県警・鹿児島南署によると、傷害や器物損壊の容疑で逮捕されたのは、同市内に在住する28歳の男2人。2人は2017年12月16日の午前0時40分ごろ、鹿児島市郡元町付近の国道225号を乗用車で走行していた際に別のクルマの前方へ強引に割り込んだが、このクルマを運転していた19歳の男性が危険を感じてバッシングしたことに立腹。その後、このクルマを約1.5km離れた鹿児島市新栄町付近にある集合住宅の駐車場へ追い込むとともに、工具でガラスなどを破壊。男性を車外に引きずり出して、顔面や腹部などを殴打する暴行を加えたという。男性は全治10日間程度の軽傷を負った。

このトラブルから約30分後、暴行の現場から約3.5km離れた鹿児島市東谷山5丁目付近の県道で、徒歩で道路を横断していた42歳の男性が交差進行してきた乗用車にひき逃げされ、骨折などの重傷を負う事件が発生。この事件を起こしたとして、翌日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された男が、直前に起きた交通トラブル事件にも関与していたことが判明したという。交通トラブル事件の際に運転していたのは別の男で、無免許運転だった。

警察の聴取に対して2人は事件への関与を大筋で認めており、「直前まで酒を飲んでいた」などと供述しているようだ。警察では飲酒した場所や量の特定を急ぐとともに、二つの事件に至った経緯を詳しく調べている。

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酒に酔った勢いで気が大きくなり、ちょっとしたことに立腹して相手を暴行する交通トラブル事件を起こし、高揚した気分のまま運転を続けてひき逃げ事故まで起こしたということなのだろうか。当事者としては「酒の勢い」としたいところだろうが、もちろんそんな言い訳は通用しないし、どちらの事件も社会的に許されるようなことではない。
《石田真一》

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