道路横断の94歳、82歳が運転するクルマにはねられ死亡

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8日午後5時ごろ、石川県白山市内の県道で、徒歩で道路を横断していた高齢女性に対し、交差進行してきた軽トラックが衝突する事故が起きた。この事故で女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

石川県警・白山署によると、現場は白山市白山町付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。94歳の女性は徒歩で道路を横断していたところ、交差進行してきた軽トラックにはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打で約2時間後に死亡。クルマを運転していた金沢市内に在住する82歳の男性にケガははなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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死亡した横断者が94歳、はねたクルマの運転者が82歳と、この国の高齢化を感じさせるような事故となった。

公共交通機関が便利とは言えず、移動にクルマを必須とする地方においては「クルマの運転はもう止めたら…」と高齢者に言ったところで無理がある。
この状況を解決するためにはどうしたらよいのか。

《石田真一》

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