西鉄8000形が10月15日にラストラン…撮影会や部品オークションも開催

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10月15日がラストランとなる西鉄8000形。10月8日から行なわれるさよなら運行に際しては、『旅人』編成が写真のようなオリジナル仕様に戻される。
  • 10月15日がラストランとなる西鉄8000形。10月8日から行なわれるさよなら運行に際しては、『旅人』編成が写真のようなオリジナル仕様に戻される。
  • 8000形オリジナルnimocaカードの発売は10月7日6時から。西鉄福岡駅が500枚、西鉄二日市駅と西鉄久留米駅が各300枚、西鉄柳川駅が250枚を発売。1人1枚まで購入できる。10月7・8日に東京・日比谷公園で開催される鉄道フェスティバルでも200枚を販売。
  • 8000形カタログ復刻版の発売は10月7日6時から。西鉄福岡駅が500部、西鉄二日市駅と西鉄久留米駅が各300部、西鉄柳川駅が250部を発売。1人1部まで購入できる。10月7・8日に東京・日比谷公園で開催される鉄道フェスティバルでも200部を販売。
  • 10月8~14日のさよなら運行では、3号車にオリジナルスタンプ(右)と台紙(左)が設置される。

西日本鉄道(西鉄)は9月28日、8000形の最終運行を10月15日に行なうと発表した。

西鉄8000形は、2000形に代わる3代目の特急形電車として、1989年に天神大牟田線で運行を開始した。2000形と異なり、先頭車は当時流行した前面展望式を採用。特急形ではあるものの、車内は通勤・通学時も考慮して一部がロングシートになった。

1989年2月から4月にかけて6両編成6本が落成したが、2015年から廃車が始まった。一方、2編成は2014年から2015年にかけて、観光列車の『旅人-たびと-』『水都-すいと-』に改造されたが、最後まで残った『旅人』の1編成が3000形に置き換えられることが決定し、8000形は全車が引退することになった。

これを受けて、10月7日10~13時には、筑紫車両基地(福岡県筑紫野市)で撮影会や部品オークションを開催する。参加には事前の申込みが必要で、100人を募集する。参加費用は2000円。10月5日まで西鉄旅行のウェブサイトで先着順に受け付ける。

また、10月8~14日には、通常列車としてさよなら運行を行なう。これに際しては、塗色と内装が『旅人』仕様から登場時の仕様に戻される。さよなら運行の列車は次のとおり(特記以外は特急)。

■10月8・9日
筑紫→西鉄福岡/9時38分発(普通)
大牟田→西鉄福岡/11時53分発、14時23分発、16時53分発、19時23分発、21時59分発(急行)
西鉄福岡→大牟田/10時30分発、13時00分発、15時30分発、18時00分発、20時30分発
西鉄福岡→筑紫/23時36分発(普通)

■10月10~13日
筑紫→西鉄福岡/9時41分発(普通)
大牟田→西鉄福岡/11時53分発、14時23分発、16時53分発
西鉄二日市→西鉄福岡/18時44分発(普通)
西鉄福岡→大牟田/10時30分発、13時00分発、15時30分発
西鉄福岡→西鉄二日市/18時02分発(普通)
西鉄福岡→筑紫/19時16分発(普通)

■10月14日
筑紫→西鉄福岡/7時32分発(普通)
西鉄福岡→筑紫/8時16分発(急行、西鉄二日市から普通)

最終運行となる10月15日は、「さよなら8000形ラストランツアー」として運行される。時刻は西鉄福岡10時22分発~花畑11時31分着・12時06分発~筑紫12時30分着。運行終了後は、同日に筑紫車両基地で開催される「にしてつ電車まつり」で展示される。

このツアーは280人を募集し、大人の旅行代金は、S席が6000円、A席が5500円、B席が5000円。子供はそれぞれ1000円引きとなる。申込みは、10月10日まで西鉄旅行のウェブサイトで先着順に受け付ける。

このほか、10月7日からは8000形オリジナルnimoca(2000円)や8000形カタログ復刻版(1000円)が、天神大牟田線の一部駅で発売される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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