JR東日本とKDDI「5G」実証実験を共同実施…試験車「MUE-Train」使用

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「MUE-Train」を使った実証実験のイメージ。高精細映像の送信などを行う。
  • 「MUE-Train」を使った実証実験のイメージ。高精細映像の送信などを行う。
  • 電波伝搬試験のイメージ。列車が多数発着し利用者も多い駅での電波の伝わり方などを検証する。
JR東日本とKDDIは9月28日、第5世代移動通信システム「5G」を活用した実証実験を共同で行うと発表した。JR東日本が所有する試験車を使用し、5Gによる電波の伝わり方などを検証する。

まず10月中旬から下旬にかけ、209系電車を改造した試験車「MUE-Train」を使った実証実験を実施。高速で走行する列車内での高速・大容量通信を実現するため、受信側の移動にあわせてビームの向きを変える技術(ビームトラッキング)の検証を行うとともに、接続基地局を変更する技術(ハンドオーバー)の性能を検証する。また、先頭車に設置した4Kカメラを用いて、高精細映像の送信や車内での8K映像ストリーミング受信を行う。

10月下旬から11月上旬にかけては、駅ホームにおける電波伝搬試験を実施。列車が頻繁に往来し、多数の利用者が乗り降りする環境下で高周波数帯の電波の伝わり方などを検証する。

このほか、2018年1月頃には5Gを体感できるイベントを上野駅で開催する予定。上野駅と南三陸さんさん商店街(宮城県)を5Gで接続し、バーチャルリアリティ(VR)技術を用いて「上野駅にいながら、南三陸さんさん商店街でのショッピングを体感できるイベント」を行うという。
《草町義和》

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