アウディは9月8日、ドイツで9月12日に開幕するフランクフルトモーターショー2017において、2台の自動運転コンセプトカーを初公開すると発表した。
2台のコンセプトカーのうちの1台が、「レベル4」の完全自動運転車。『e-tronスポーツバックコンセプト』がベースで、全長4900mmのSUVクーペ。パワートレインはEVで、3個のモーターがトータル出力503hpを引き出し、4輪を駆動する。
自動運転技術に関しては、自動運転制御ユニットの「zFAS」の次世代版を搭載。130km/hを上限に、ドライバーの運転タスクを引き継ぎ、自動で車線変更を行う「ハイウェイパイロット」も採用する。
もう1台のコンセプトカーが、「レベル5」の完全自動運転車。長距離走行を想定したDセグメントに属するフルサイズのEVとなる。4個のモーターを搭載し、1回の充電での航続は700~800kmと長い。レベル5では、ドライバーは運転タスクを完全に車両に任せる。このコンセプトカーでは、ドライバーは運転操作を行わないため、アウディによると、コネクテッド、コミュニケーション、操作性の面で多くの新機能を盛り込むという。