東京駅改札からイタリアとタイまで徒歩10秒?…8月30日、グランスタが全面開業

鉄道 エンタメ・イベント
マンゴツリーキッチン・パッタイ(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • マンゴツリーキッチン・パッタイ(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • マンゴツリーキッチン・パッタイ(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • マンゴツリーキッチン・パッタイ(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • イータリー(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • イータリー(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • イータリー・カンノーリバー(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • イータリー・カンノーリバー(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)
  • カンノーリは複数形、1個ならカンノーロだ。(東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」第4期開業)

東京駅、丸の内地下中央改札を出てスグに、イタリアとタイを満喫できる“航空券不要”の現地人気店が出現した。イタリアからはフードマーケット「EATALY」、タイからは「マンゴツリーキッチン“パッタイ”」。どちらも同改札前の目玉スポットになりそうな気配。

◆イタリアンフードマーケット「EATALY」

2007年、イタリア・トリノで誕生し、本国に20店舗、ニューヨーク、ドバイなど世界に36店舗展開するイタリアンフードマーケット「EATALY」(イータリー)が東京駅に出現。

同スポットの売りはその広さとバラエティ。カンノーリとクレープ、フルーツとベジタブル、ジェラート、コーヒーとバール、マーケット、生パスタ、レストラン、ピッツァ・パスタといったエリアに分かれ、どこを向いてもイタリアの食世界。「東京駅構内最大級の飲食店」に。

とくにカンノーリは注目を集めた。カンノーリは、イタリア・シチリア島発祥の伝統的な菓子。カンノーリ生地を筒状に軽く揚げ、濃厚なリコッタチーズのクリームを詰める。同ショップでは、日本初の実演販売「カンノーリバー」が設置され、客の前でクリームを詰め、手渡されてスグにそのサクサク感、しっとりクリーム感を試せる。

「出来立てなので、生地がサクサクしたのを食べられるのはうれしい。何個でも食べられる」とは、編集部デスクの印象。

◆タイ料理レストラン「マンゴツリーキッチン“パッタイ”」

タイ・バンコクに本店を構えるタイ料理レストラン「マンゴツリー」によるパッタイ専門店。全国初登場。

国内でも人気のタイ料理メニュー、米麺やきそば「パッタイ」の専門店で、本場のパッタイが、冷房の効いた改札前空間で試せるのが魅力。米麺は、マンゴツリーが半年以上かけて開発したオリジナル生米麺「クイッティオ」を使用。もちもちの麺に、海老や豚、牛、鶏などのテイクアウトもでき、朝昼夜のすべての時間帯でも食べれるメニューを展開する。

マンゴツリーはすでにガパオ専門店が同じ東京駅内で営業している。両店舗ともキッチンのスペース上、多くのメニューを提供できないことから、日本人に人気のガパオとパッタイに絞り込むという戦略だ。

こちらは、タイの現地で職務経験もあり、自他ともにタイ通と認める編集部Mが先行試食会で試した、熱のこもったインプレッションを。

「見た目はさすがのマンゴツリー。生もやしのしゃきしゃき感、炒り卵の焦げ目具合、平打ち生麺がソースに絡まった照り感など、タイ屋台の本場パッタイと同じ。もやしやニラのトッピングはないけど、パクチーは100円でトッピング可能」

「味はというと、自分で好みの味を調節できるタイ屋台のような薄味ではなく、ナンプラーを強く感じる濃い目の味付け。辛さはまったく無く、かなり甘目の味付け。卓上の調味料は、ナンプラー、砂糖、唐辛子、ピーナッツを砕いたものの4種類。ナンプラーを入れ過ぎると、さらに味が濃くなって大変なことになるから、ほどほどに。味が濃くなったらライムでさっぱり調整を」

さらにタイ通な編集部Mはこんなトリビアと、ちょっと笑えるアドバイスも。

「このパッタイ専門店では、箸ではなくて本場さながらにフォークとスプーンが付いてくる。そう、パッタイも通常のタイ料理と同じように、左手にフォーク、右手にスプーンを持って両方を使って食べるのが基本。周囲の日本人客は右手にフォークを持って、まるでイタリアンパスタのようにクルクル麺を巻きつけて食べている人がいるけど、タイ通のあなたは爆笑しないように気をつけて」

これらイータリーやパッタイは、東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」新エリア第4期開業にあわせ、8月30日にオープン。第4期開業エリアは、東京駅丸の内地下中央改札前の改札外に広がる敷地で9ショップが開店する。

8月28日のメディア向けプロジェクト説明会で、同プロジェクトをまとめる鉄道会館の井上進代表取締役社長は、「“広がる東京駅時間”をテーマに、乗り換え、通行だけでなく、さまざまな時間の使いかたを創出。食が主だった駅ナカ施設に、新たに雑貨やサービスが加わった」とコメント。

「この新たなエリアで、新しい過ごし方を体感してほしい。第3期まで開業した店舗の営業も順調にすすみ、第4期でまた新たな食空間が生まれた。オフィスワーカーの利用だけでなく、物販もあるので、家庭用や土産の購入にも利用してほしい。鉄道施設の工事も進捗して、丸の内地下は明るくなり、メトロとの通路も広がった」(井上社長)

2016年7月から4期に分けて開業してきた東京駅「グランスタ丸の内」「グランスタ」は、この第4期のオープンをもって全面開業。同社はさらに、「2020東京にむけ、さらなる利便性の向上と新しい価値を提案していく」という。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集