【人とくるまのテクノロジー2017】エンジン内部は見える!! 研究開発用エンジンの開発製作を手掛ける小山ガレージ

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小山ガレージ(人とくるまのテクノロジー2017)
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今や高効率で環境負荷の小さいエンジン開発は自動車メーカー各社にとって至上命題である。そんな状況から、高温高圧になるエンジン燃焼室内部の様子の目視、測定に対してのニーズも増えているという。

自動車の研究開発用に、そんな「可視化エンジン」をはじめ特殊なエンジンや試験機の開発製作を手掛ける横浜市の株式会社小山ガレージも、「人とくるまのテクノロジー展2017横浜」(24~26日、パ シフィコ横浜)にブースを出展していた。

特殊ガラスを用いてシリンダーを作り。エンジン内部を目視、また撮影することができるようにするエンジン。燃焼室筒内での燃焼の様子。例えば空気や炎の流れの様子、速さ、また筒内の温度分布などをしっかりと把握、より燃焼を最適化させ、高効率化させるためのエンジニアのあくなき探求心に対して応えるべく、特殊な研究開発用エンジンを手掛けスペシャリストだ。

「もちろん最終的にどういうものを作りたいのかはメーカーごとに違いはあるでしょう。しかし、確実に私たちに対するご要望、引き合いも多くなっています。勿論自動車の高効率化はエンジン内部の燃焼だけで実現できるわけではありません。しかし、エンジン内部のより厳密・かつ厳格な把握までも、しっかり行っていかないと、もはやユーザーのニーズやレギュレーションのクリアも難しいということはあるのかもしれませんね。」と担当者は話す。

可視化エンジンはもちろん実用車用のエンジンではない。普段街の中を走るクルマに採用される技術というわけではないが、メーカーの研究所や大学の研究室など、研究機関向けに特殊なエンジンを製作する小山ガレージ。特殊な構造のエンジンを作るだけでなく、より現実的にデータ収集ができるようなシステムの提案や、計測用の特殊加工までも行う。そのほか試験機や最近ではEV/HEV/PHEVや、バイオマスや水素などの代替燃料関する技術支援や試験なども手掛けている小山ガレージ。

小山ガレージへの引き合いが増えている、というこの事実こそ、まだまだ自動車の未来には様々な可能性が秘められているということ。そういうこともできるのではないだろうか。より良いクルマ、優れたクルマを作ろうというエンジニアの探求心に応える会社があるということを、一般ユーザーの私たちも忘れることはできない。

《中込健太郎》

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