箱根登山鉄道「アレグラ号」2両固定編成の営業運転始まる

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このほど営業運転が始まった3100形。同じタイプの3000形と異なり2両固定編成になっている。
  • このほど営業運転が始まった3100形。同じタイプの3000形と異なり2両固定編成になっている。
  • 報道公開時の3100形(2017年4月)。
  • 縦に長い窓が並ぶ3100形の連結部。3000形と異なり2両固定編成のため連結部に運転台は設けられていない。
  • 連結部の座席。運転台を省略したため座席は4人分増えている。

箱根登山鉄道(神奈川県)は5月15日、鉄道線で3100形電車「アレグラ号」2両(2両編成1本)の営業運転を開始した。「アレグラ号」は既に導入されている3000形電車2両を含め、計4両になった。

3100形は、2014年11月にデビューした3000形と同じタイプの新型車両。愛称も3000形と同じ「アレグラ号」だが、3000形は車体の両端に運転台を設けて1両単位で運用できるのに対し、3100形は片側のみ運転台を設けて2両固定編成で運用される。3000形1両を増結して3両編成で運転することも可能だ。

箱根登山鉄道によると、連結部の運転台がなくなったことで座席の数が増えた。また、連結部の窓を大型化したことで「車内からの眺めがより開放的に楽しめます」としている。同社は3000形や3100形の導入により、老朽化した車両の更新を進める方針だ。

《草町義和》

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