右折中に急加速して建物に突っ込む、運転の高齢者を逮捕

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16日午後3時ごろ、宮城県仙台市青葉区内の県道を走行していた乗用車が右折の際に路外へ逸脱。交差点沿いにある薬局の建物に突っ込む事故が起きた。この事故で薬局内にいた3人が重軽傷。警察はクルマを運転していた84歳の男を逮捕している。

宮城県警・仙台北署によると、現場は仙台市青葉区支倉町付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。乗用車は東北大学病院の敷地内駐車場から進出して交差点を右折しようとしていたが、曲がりきれずに路外へ逸脱。そのまま前方の歩道へ乗り上げるとともに、交差点沿いにある薬局の建物へ突っ込んだ。

クルマは建物内へ完全に進入。薬局の建物内にいた50歳代の男性がクルマの直撃を受けて骨折などの重傷。他の客1人と女性従業員1人も打撲などの軽傷を負った。クルマを運転していた同区内に在住する84歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕している。

事故を起こしたクルマは交差点の中ほどから急加速して建物に突っ込んでいったとみられるが、聴取に対して男は「ブレーキを踏んでも止まらなかった」などと供述しており、警察ではペダル踏み間違えが事故につながった可能性が高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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