米国の自動車大手、フォードモーターは4月28日、2017年第1四半期(1~3月)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は170万3000台。前年同期の172万台に対して、1%のマイナスだった。
市場別では、北米が77万1000台にとどまる。前年同期比は5.3%のマイナス。これまで好景気が続いてきた米国だが、新車販売は後退局面に入ったとの見方もある。
南米は、7万台。前年同期比は11.1%増と2桁のプラスと回復を遂げた。コンパクトカーのフォード『Ka』とピックアップトラックの『レンジャー』の販売が好調だった。
欧州は44万9000台を販売。前年同期比は12.5%増と、こちらも2桁増と回復。SUVの『クーガ』と商用車が支持を集めた。中東およびアフリカは、3万台。前年同期比は34.8%のマイナス。
また、アジア太平洋地域では、38万3000台を販売。前年同期に対して、3.8%のマイナス。これは、主力の中国市場において、小型車に対する減税が縮小された影響による部分が大きい。