泊まれる浸かれる呑める西武秩父駅に…駅構内温泉施設、4月24日オープン

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4月24日にオープンする「西武秩父駅前温泉 祭の湯」
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呑む、食す、浸かる、泊まる…。西武線最果ての駅、西武秩父駅が変貌をとげ、4月24日に全面開業する。その名も「西武秩父駅前温泉 祭の湯」。これまでのイメージを刷新し、駅と複合型温泉施設を合体させ、秩父のゲートウェイとして存在感を強める。

1969(昭和44)年に開業した西武秩父駅は、2面3線の西武鉄道の終端駅で、駅舎は国道140号(彩甲斐街道)や武甲山に向いて立つ。その構内に、温泉エリア「祭の湯」、フードコート「呑喰処 祭の宴」、物販エリア「ちちぶみやげ市」の3部門で構成された複合型温泉施設が完成。外観は黒を基調にしたシックなつくりに、赤い提灯が連なる。

「ユネスコ無形文化遺産への登録を受けた『山・鉾・屋台行事』を代表する『秩父祭の屋台行事と神楽』をはじめ、年間300以上ある秩父の祭りにちなみ、『祭』をテーマにしたデザインに」と担当者。同施設の土地や建物は西武鉄道が所有。設計施工は西武建設、造園施工は西武造園、デザイン監修は乃村工藝社。運営は西武レクリエーションが手がける。

最も北側にある温泉エリアは、男湯に5つ、女湯に6つの内湯、男女それぞれに4つの露天風呂(岩風呂・花見湯・寝ころび湯・つぼ湯)を設置。女性内湯には塩サウナも置いた。4月19日の報道公開では、女湯の露天風呂から、武甲山の無骨な山容が眺められた。クローズ性を確保するため、露天風呂から少し見えるホーム跨線橋もすべて黒のバリアで覆った。

温泉営業時間は、通常10~23時。金・土・祝前日・特定日は翌日朝9時まで延長するが、24~翌6時は清掃のため入浴できない。入館料は平日大人980円・子ども600円。土休日・特定日が大人1080円・子ども710円。割安な会員料金もある。


また、無料ラウンジ「くつろぎ処」38席や、有料「プレミアムラウンジ」13席、有料「女性専用プレミアムラウンジ」8席なども併設し、金・土・祝前日・特定日などは朝まで同施設で過ごせる。2階フロアにある女性専用プレミアムラウンジからは、ホームにとまる特急レッドアロー号(10000系)やS-TRAIN(40000系)が間近に見下ろせる。

プレミアムラウンジ利用料は平日が2時間540円、土休日・特定日が760円。金・土・祝前日・特定日のくつろぎ処(宿泊、予約不可)が2490円、プレミアムラウンジ(宿泊、予約可)が3460円。「4000円前後で、湯に浸かって、広めのベッドやテレビがつく個室空間で一夜を過ごせる」と担当者はいう。

さらに、地上階フロアのフードコート(250席)は、秩父わらじかつ亭、秩父そば・武蔵野うどん、秩父味噌拉麺、丼屋炙り、おやつ本舗、セタリア、焼肉ホルモンほうりゃい苑の7店舗が展開。

同じ1階フロアの物販エリアには、ちちぶみやげ市、まつり茶屋、酒匠屋台、秩父美人屋台などが入る。立ち呑みスタイルの酒匠屋台では、「列車の出発前に、秩父の地酒をいろいろちょっとずつ試せる」という。

西武線最果ての駅、西武秩父駅に新たに誕生する複合型温泉施設「祭の湯」。施設前には39台ぶんの専用駐車場も設置し、クルマでのアクセスも見込む。

《レスポンス編集部》

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