鳥取最北端の駅でリニューアル工事完了…『瑞風』が停車

鉄道 企業動向
リニューアル完成式典の様子。石破議員らが出席した。
  • リニューアル完成式典の様子。石破議員らが出席した。
  • 東浜駅の近くにある旧保育所施設もレストランに生まれ変わった。

JR西日本は4月12日、東浜駅(鳥取県岩美町)のリニューアル工事が完了したのを機に、同駅で完成記念式典を行った。6月17日から運行が始まる豪華寝台列車(クルーズトレイン)『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』が停車する。

JR西日本の発表によると、記念式典には鳥取県の平井伸治知事や岩美町の榎本武利町長、自由民主党の石破茂衆議院議員らが出席。試運転中の『瑞風』が東浜駅に到着するタイミングにあわせ、テープカットが行われた。

東浜駅は鳥取県内で最も北に位置する山陰本線の駅。同駅を含む山陰本線浜坂~岩見間は1911年11月に開業しているが、この時点では東浜駅は設置されていなかった。戦後の1949年、山陰本線を運営していた国鉄が東村(現在の岩美町)の要望を受ける形で仮乗降場を設置。翌1950年1月から正式な駅になった。

駅にほど近い浦富海岸を含む山陰海岸は2010年、世界ジオパークに認定された。JR西日本は「海辺を前にした風光明媚な駅」として、東浜駅を『瑞風』の立寄り駅に選定。これに伴いリニューアルが行われた。ゲートにステンレス鏡面の天井、待合室に全面透明ガラス窓を採用。このほか、駅の近くには旧保育所施設を改修したレストラン「AL MARE(アル マーレ)」が整備された。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集