ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ボッシュは2月21日、スペイン・バルセロナで2月27日に開幕するモバイルワールドコングレス「MWC 2017」において、ボッシュ『フォワード・ショーカー』を初公開すると発表した。
このコンセプトカーは、車を超えてさまざまな生活シーンが、シームレスにつながることを示す目的で製作。ドライバーが車両に乗り込んだ瞬間に、ドライバーモニタリングカメラが顔認識によって人物を特定する。それを受けてパーソナル化機能が働き、ステアリングホイール、ミラー、空調やラジオを、ドライバーの好みに応じて車両が設定してくれる。
また、このコンセプトカーには、超音波センサーを使用し、ドライバーの手が正しい位置にあるかどうかを検知する触覚的フィードバック付きのジェスチャーコントロールも装備。タッチスクリーンにも触覚的フィードバックが搭載されており、スクリーンに表示されたボタンに触れると、本物のボタンのような触覚が指先に伝わる。これにより、ドライバーは視線を動かすことなく、ディスプレイを安全に操作できる。
ミラーカムシステムは、左右のドアミラーに代わるカメラベースのソリューション。ビデオセンサーは車内に装着されており、映像は車両の左右両側、Aピラーの近くに配置したディスプレイに表示されるシステムになっている。